心揺さぶる!アーモンドバターに魅了され、人生を掛けた男の話。ALMOND TREE SHAKER(アーモンドツリーシェイカー)

こんにちは!イチオシ☆ひたちなか編集部の矢川です!

前回の取材で4つの阿字ヶ浦と出会い、地域の繋がりが楽しくなった私。


<カフェumino、あじぱん、イバフォルニアベース、アーモンドバター、ぜーんぶ阿字ヶ浦!>

こんなに楽しくて癒される阿字ヶ浦を離れたくないな…。
魅力的な阿字ヶ浦にもう少しいたいな…。
なんだか阿字ヶ浦が名残惜しくなってしまい、もう少し留まることに!

そんなわけで今回は、阿字ヶ浦海岸のすぐそばで製造しているアーモンドバターを紹介します!

 

ピーナッツじゃなくてアーモンド⁉アーモンドバターって一体なぁに?

まずは前回のおさらい。アーモンドバターの基本情報です!

 

アーモンドバター

阿字ヶ浦海岸のすぐそばで、超濃厚なアーモンドバターを製造している。
原材料は、アーモンド、素焚糖(スダキトウ)、雪塩のみ。
素材の味わいを存分に感じる超濃厚な口当たりに、
アーモンドの香ばしさとほのかな甘さが特徴。

アーモンドバターは、粒あり/粒なし 無糖/加糖の4種。

 
 

そしてこのアーモンドバターを更に深堀りするために、阿字ヶ浦にあるアーモンドバター工場を訪れ、
株式会社ナッツパワーの代表取締役、大江雄太(おおえゆうた)さんにお話を伺いました!


<大江さん、アーモンドバターを片手に髪をかき上げ、かっこよく登場です!>

矢川「アーモンドバターを初めて見た時から、なんでピーナッツじゃなくてアーモンド
なんだろうって思ってました!」
大江さん『そうなんですよ。アーモンドバターは日本ではまだ馴染みがないですけど、
アメリカでは定番で。ビタミンE、カルシウム、鉄分が豊富で、ピーナッツバターより
食物繊維が多く、炭水化物が少ないんですね。良質なたんぱく質と脂質がとれるので、
アスリートからも支持されています!』
矢川「そうだったんですね^^なぜアーモンドバターを始めようと思ったんですか?」
大江さん『もう10年以上前の話ですが、カリフォルニアに行った時にアーモンドバターを
初めて食べて、日本にない食べ物、これがアメリカの食べ物なんだという実感というか、
そういう貴重な経験がすごく “あ、今アメリカにいる” っていう特別な気分にさせてくれたりとか。
そんな感じで食べてたらいつのまにかアーモンドバターが好きになって。
またアメリカに行った時に、地域で行われているオープンマーケットで少年がアーモンドバターを
販売している光景を見て、あれ?こういうのって自分で作って販売できるんだと思って。
日本にはない食べ物だし、もしかして自分で作って販売したら仕事になるのかな?
と思ったのがきっかけでしたね。』


<はい、パーフェクトスマイルいただきました😊✨>

矢川「始めて良かった事や嬉しい事はありますか?」
大江さん『これはリアルな話になってしまうんですけど、始めてよかった事はこれで生活
出来るようになったというか、やっぱり需要があるんだって思うようになった。
それとアーモンドバターおいしいよって言ってもらえる言葉、リピートしてくれる人がいる
とか、そういうのが嬉しいですね。』
矢川「では大変な事はありますか?」
大江さん『大変な事は…う~ん、多分これは記事にそぐわない内容なんですけど、
始めた当初は稼ぐのが大変でした💦ぐらいですかね。』
矢川「それだけですか⁉日本では馴染みのないアーモンドバターを製造するのにあまり苦労
もなく、簡単に作れちゃった感じですか?」
大江さん『えっとー、今思い返すと大変だったんですけど、好きで始めて目標があったので
その当時は大変だとは思わなかったって感じですね。』
矢川「どんな目標ですか?」
大江さん『日本でアーモンドバターといったらアーモンドツリーシェイカーだよねっていう、
ブランドイメージの確立ですね。それが目標です。


<ALMOND BUTTER = ALMOND TREE SHAKER>

矢川「そうなんですね!加糖タイプのアーモンドバターは、奄美大島の素焚糖や、
宮古島の雪塩を使用したり、材料にこだわってるじゃないですか。
そういったのもご自身で試行錯誤しながら選んだんですよね?」
大江さん『そうです。アーモンドの原料ってめっちゃ高いんですよ。なので、必然的に
販売する値段も高くなるんですね。そうした場合に、普通のどこにでも手に入る物を
使っているとやっぱり値段層の価値っていうのが伝わりづらい、手に取ってもらえないので、
こだわったっていう所があります。』

 

アーモンドバターに知られざる努力あり!


<ここはアーモンドバター製造所です>

矢川「アーモンドバターはひと瓶でどの位のアーモンドを使ってるんですか?」
大江さん『小さい瓶は内容量が100gなんですけど、アーモンド一粒が大体1gなので、
ひと瓶で約100粒ですね。


<小瓶(100g)、大瓶(210g)、パウチ(130g)>

矢川「アーモンドバターを作るのに、どの位の時間がかかるんですか?」
大江さん『大体3日間で作りあげます。1日目はアーモンドのロースト、2日目はそれをペースト
にして瓶詰め、3日目はラベル貼りといった感じです。』
矢川「3日間で何個くらい出来るんですか?」
大江さん『いつも1箱約22キロのアーモンドを使うので、小さい瓶だと220個ですね。』


<箱の中には22キロ=約2万2千粒のアーモンドが!>

矢川「この箱に入っているのはローストする前の生のアーモンドですか?」
大江さん『そうです!』
矢川「へー!生は食べられる…?」
大江さん『少量なら(※大量に食べると消化不良などの可能性あり)
矢川「頂いても大丈夫ですか?」
大江さん『どうぞ!小皿に分けますね。』
矢川「やった!いただきます!・・・んー!全然おいしい!」
大江さん『ちょっと甘みないですか?』
矢川「あります!」
大江さん『この甘みがローストするとだんだん弱くなるんですよ。なので私は無糖タイプに
浅煎りで甘みを残したアーモンドと、深煎りで香ばしさを出したアーモンド、
2種類をブレンドし、アーモンド本来の甘みを感じるようにしました。
なので無糖タイプは唯一無二の味なんです!』
矢川「すごい!え?それって大江さんのオリジナル?」
大江さん『はい、オリジナルです!』
矢川「えーーー!すごーーい!いいですね!👍」
大江さん『そこはすごいんです^^これは自信持って言えます!これは大手は出来ない。
面倒だしコストがかかるので。』
矢川「えー!素晴らしい!」
大江さん『手作りだからできるっていう^^』


<大江さんはここでアーモンドバターと真摯に向き合ってるんですね!知られざる努力、素晴らしい!>

 

いざ実食!大江さんのオススメの食べ方は?

矢川「大江さんのオススメの食べ方を教えて下さい!」
大江さん『まずはそのまま一口、アーモンド本来の味を楽しん下さい。』


<このまま一口いただきます!>

矢川「超濃厚ですね!香ばしくてアーモンドの風味たっぷりですね!アーモンド本来の甘味も
感じますね!」
大江さん『はい。で、その後は定番のトーストで。たっぷり塗って^^』


<パンはもちろん、あじぱんさんの食パン!>

矢川「濃厚なアーモンドバタートースト、味わい深いですね!これ朝食だと、ちょっと
テンション上がります^^以前にも何度か食べた事ありますけど、大江さんの努力が詰まった
傑作だとわかると、また味わいも見方も変わってきますね!」
大江さん『そういって頂けると…!ありがとうございます!』
矢川「やっぱりトーストが定番だと思うんですが、他にオススメの食べ方はありますか?」
大江さん『あります!ヨーグルトにのせたり、カットしたリンゴやバナナにつけてみて下さい。』


<アーモンドバターづくし!>

矢川「結構何にでも合いますね!」
大江さん『アレンジでドレッシングにもなりますよ。和え物とか、そうめんのタレとか、
ごまやピーナッツが使われるレシピの代用に使う事もできます!』
矢川「そうなんですね!大江さんがよく食べるアーモンドバターは粒あり/粒なし、
無糖/加糖のどれですか?」
大江さん『うーん、粒なしの無糖ですね。アーモンド本来の味わいをダイレクトに感じる
ことができ、その日の気分によってアレンジして楽しめるので^^』


<私が頂いたのは粒ありの無糖。アーモンドの歯ごたえが楽しい!>

矢川「そういえばアーモンドツリーシェイカーってブランド名は何か意味とかってありますか?」
大江さん『アーモンドツリーシェイカーって、アーモンドの木を揺らす機械の名前なんですよ。
アーモンドの木を揺らして、実を落として収穫するんです。そして、そのアーモンドを収穫
する機械のように、私もアーモンドバターで皆さんの心をポジティブに揺らしていきたいなと
思っています^^』
矢川「うわー!素敵!また素敵なお話ですね!唯一無二のオリジナル製法と、心をポジティブ
に揺らす。そしてアーモンドバターの美味しさに、私の心はぐわんぐわんと揺さぶられました!」
大江さん『アーモンドバターを必要として下さる方、わかる方に手に取って頂きたいです!』

矢川「では最後に、大江さんにとってアーモンドバターとは?」
大江さん『私に生きがいを与えてくれたものです。もしアーモンドバターと出会えてなかったら
今頃、慢性的で疲れ切った毎日を送っていたと思います。今はやりがいを感じています!』

 

アーモンドバターと阿字ヶ浦に感謝✨

アーモンドバターとひとことで言ってもそこには知られざるエピソードがあり、
アーモンドバターそのものは知っていても、
知られざる背景を知る事で、アーモンドバターがより身近で、より尊く、より好きになりました。
アーモンドバターは他のナッツバターと比べて栄養価が高く、手軽に健康的な食生活を
楽しめるアイテムとして、気軽に取り入れられるのも魅力です。

そして、イチオシ☆ひたちなかの取材でいつも思う事は、取材先の方の想い、対談したから
こそわかった事、知らなかった事を知る楽しさ=人との出会いや繋がりが楽しいということ…!
改めてその気持ちに気付かせてくれた阿字ヶ浦に感謝しつつ、次のひたちなかの魅力に会いに行きます!

株式会社 ナッツパワー 
ALMOND TREE SHAKER

ひたちなか市阿字ヶ浦町2237-1
アーモンドバターの販売は、ひたちなか市内
(あじぱん、BioQuon、らぽーるカワシマ)その他イベント出店など

オンラインストアhttps://almondtreeshaker.com/
Instagram  ALMOND TREE SHAKER