干し芋は俺のライフワーク!100%天日干しが自慢、飛田商店!
こんにちは!イチオシ☆ひたちなか編集部の矢川です!
ひたちなか市の特産品、干し芋の季節がやってきました!
干し芋ってなんか地味だし、硬そうだし…ってイメージは昔々のお話しで、
今はビックリするほど甘くて軟らかくて、まるでスイーツなんです!
そんな干し芋について、今回は飛田商店の飛田清彦さんにお伺いしました!
茨城弁ならぬ飛田弁?!
矢川「飛田さんこんにちは!」
飛田さん『おう!今ちょっとそこに座って待ってろ』
矢川「はーい!」
“おう”とか“待ってろ”とか、文字にするとちょっと怖いイメージもあるかも知れませんが
実際は茨城弁のようなもの。飛田弁とでも申しましょうか、全然怖くないですよ!
…飛田さん、何かせわせわ忙しいのかな?と思いつつ外観を撮らせて頂きます。
<こちらが飛田商店>
飛田さん『こっちで干してっからこぉ!』
(こぉ!は茨城弁で来い)
飛田さんの後をノコノコついて行くと、お店の裏が干し芋農園になっていました!
<うわ~、のどかで癒される~>
飛田さん『これは干して3日くらい。平干しは1週間、丸干しは2週間。天気がよければな。』
<干して3日の芋>
<平干しは1週間天日干し>
<丸干しは2週間天日干し>
矢川「綺麗な色!つやつやで美味しそうですね♪」
飛田さん『これ食べてみ!黄色いのはベータカロテン、肌にいいんだ』
矢川「いただきます!…やわらか~い!甘くて、なんかおひさまの味がします!」
飛田さん『おひさまの味は干し場の上にネットをかけて、芋に直接日光が当たるから。
100%天日干し、これやってる業者はこの辺でうちくらいじゃないか?』
<今はビニールハウスや乾燥機を使って作る干し芋屋さんが多い中、飛田さんは100%天日干し>
飛田さん『うちの干し芋は昔からある品種のいずみが主流で、新品種のほしあかねも始まったんだ。
いずみは幻の干し芋といわれてて希少。』
干し芋が出来るまで
5月中旬~6月中旬頃までに植えたさつまいもの苗は夏の間すくすくと育ち、
9月初旬~11月初旬の頃にさつまいもを収穫します。
矢川「収穫したお芋はどうするんですか?」
飛田さん『こっちの倉庫に入れんだ』
<温度管理ができる倉庫>
収穫した芋を倉庫に入れ、倉庫内の温度を徐々に上げてゆき、2日半かけて30度に保ちます。
30度になった倉庫で3日置き、その後一気に扉を開け芋を冷まします。
芋が冷めたら扉を閉め、倉庫内の温度を15度に保ったまま芋を保管します。
飛田さん『この温度処理をキュアリング処理っていうんだ。収穫の時にもし芋が傷ついても
コーティングされるから、鮮度が落ちにくくなるし、うんと甘くなる』
矢川「キュアリング!可愛い名前ですね」
12月になり、乾燥した風が吹くようになったら干し芋作りスタートです!
※皮をむき終わったら、丸干しの場合はそのまま干し網に並べて2週間干します。
平干しの場合は一晩置いて芋を冷まし、次の日にスライサーで平干しの形にして網に並べ1週間干します。
<芋蒸かし機>
<皮むき鎌(昔は竹製)>
<平干しスライサー>
干し芋作りは12月~2月いっぱいにかけて行っているそうです。
飛田さんに一問一答!
矢川「飛田さんの干し芋はどこで買えるんですか?」
飛田さん『うちは電話注文、FAX注文、店頭販売。みんな口コミのお客さんだよ。』
矢川「干し芋作りで大変な事は何ですか?」
飛田さん『朝が早い。それと干し芋は天気との勝負。
雨が天敵だから、出先では気が気じゃない。いつも空ばかり見てる。』
矢川「では、良かった事は?」
飛田さん『毎年電話注文で顔を見た事がなかったお客さんが会いに来てくれる事が嬉しい。
永ちゃんファンも会いに来てくれる。』
<人が会いに来てくれるのが嬉しいと話す飛田さんの後ろには、矢沢永吉さんのフィギュアやポスターが!>
矢川「飛田さんにとって干し芋とは?」
飛田さん『ライフワーク』
矢川「外にいるワンちゃんの名前は?」
飛田さん『ボス』
<歴代の飼い犬はみんなBOSSという名前で、この子は三代目。>
手間ひまと愛情たっぷりの甘くてやわらかい干し芋をぜひご賞味下さい!
さつまいも、干しいも問屋 飛田商店
住所 茨城県ひたちなか市津田3086
電話 029-272-3650
FAX 029-272-8251
営業時間 8:00~18:00
定休日 不定期
駐車場 あり
監督さん!本日東京と山梨に全部で5箱送りました!毎年待っていてくれる人達です。健康に気をつけて、ずーっと美味しい干し芋作って下さいね。