樫村水産の干物が絶品!ひたちなかの名店、五代目常造を紹介!

こんにちは!イチオシ☆ひたちなか編集部の矢川です!

昔は絶対肉派だった私ですが、最近はおいしい魚がたべたいな~なんて思ったりします。 
どこかにおいしい魚屋はないかと思っていたそんな時、近所のおじいちゃんが
『いつも樫村水産の直売所で干物を買っている、おいしいよ』と教えてくれました😊
私より何十年も多くの年月を、このひたちなか市の地で生きてきたおじいちゃんのいう事は
きっと間違いないはず!
という事で樫村水産の干物直売所、五代目常造にいってきました!

常造さんは誰だ?


<樫村俊亮(しゅんすけ)さん(左)と昌樹さん(右)>

矢川「こんにちは^^お二人のご関係は?」
俊亮さん『昌樹は弟です』
矢川「ご兄弟なんですね^^」
俊亮さん『もし六代目の自分に何かあった時は、弟が七代目ってことで^^』
矢川「お二人のご活躍を楽しみにしています^^」
矢川「ちなみに直売所の店名 “五代目常造” の常造さんはどなたですか?」
俊亮さん『常造は樫村水産の創立者で、うちのご先祖様です。常造は明治初期に那珂川の秋鮭漁の網元として
この場所で中心となり、色んな漁師さん達がここに秋鮭を集めてきて、それを束ねる仕事をしていたんですね。
その後ししゃもの加工など色々な水産物の加工をして、今から約40年位前から現在の干物加工が始まりました。』
矢川「そうでしたか^^常造さんの秋鮭漁から樫村水産が始まったんですね!」

ひたちなかの老舗店、樫村水産の直売所にお邪魔します!


<直売所の中>

矢川「沢山ありますね!人気の干物はなんですか?」
俊亮さん『こちらの塩さば、縞ほっけ、鯵の開きが人気です!』


<人気No.1 塩さば、No.2 縞ほっけ、No.3 鯵開き >

矢川「大きくて厚みがあって美味しそうですね!」
俊亮さん『脂も乗っていて美味しいですよ!縞ほっけの白いのは脂なんです^^』
矢川「こんなに脂が乗っているんですか!すごいですね!」
俊亮さん『美味しいけど、食べ過ぎ注意です^^』


<表面の白いのがほっけの脂>

矢川「人気の干物三種類の他にオススメはありますか?」
俊亮さん『めひかりですね。常陸沖のめひかりは寒流帯に住んでいるため特に脂乗りが良く、
骨も柔らかいので食べやすいですよ!まだまだ認知度が低い魚ですが、
一度食べたらファンになること間違いなしの美味しさなのでオススメです!』


<めひかりの開きと唐揚げ用めひかり>

矢川「俊亮さんが個人的に好きな魚はありですか?」
俊亮さん『う~ん…いっぱいあるけど…そうですね~、いわしの丸干しですね!
安くてどこにでもあるいわしですが、旬の時期に脂が乗ったいわしを使った丸干しは
ほろ苦く濃厚な肝の味わいが良いアクセントになって、唯一無二の美味しさだと思います!』


<いわしの丸干し>

たくさんの干物に見とれていたら、奥に小窓をみつけました。


<工場内が見える!>

矢川「俊亮さん、工場の中も見せて頂けますか?」
俊亮さん『もちろんです!』

樫村水産の干物工場に潜入!


<金目鯛がこんなに!>

俊亮さん『奥にいるのが五代目の社長です^^』
矢川「社長自ら魚を捌いているんですね!」


<五代目社長 樫村義一さん>

矢川「こんにちは、お忙しいところ失礼します^^」
義一さん『今日はなに?見学?』
矢川「はい^^」
義一さん『今金目鯛をさばいてるんだ。専用の片刃包丁で真ん中の背骨から少しずらして切って、頭を割る。
これは機械ではできない。包丁でさばけるようになるまで1年はかかる。』


<包丁の刃が片方だけになっている>

矢川「金目鯛がきれいに並んでますね^^」
義一さん『うちは塩にこだわっているんだ。干物を漬け込む時に五島灘の塩を使っていて
この塩は塩分カットになっているから、うちの干物はどれも減塩。美味しいし、体にもいい。』


<金目鯛の開き>

俊亮さん『こっちはめひかりです。』


<めひかり>

矢川「きれいに並べて、これから干物になるとこですね?」
俊亮さん『はい。こちらの乾燥室で25℃程度の風で余分な水分を飛ばし、魚の旨味を閉じ込めます。』


<乾燥室>

俊亮さん『こっちはスーパーに持っていく鯵を箱詰めしています。』


<スーパーや市場、地元の旅館など色んな場所に卸しています>

矢川「身近なスーパーにも樫村水産さんの魚が並んでいたんですね!」
俊亮さん『はい、今日はスーパーの他に百貨店の分も箱詰めしています^^』


<鮭の西京漬けは東京の百貨店へ>

時期社長、俊亮さんの想い

矢川「樫村水産の始まりは明治初期との事でしたが、直売所の五代目常造はいつ頃から始めたんですか?」
俊亮さん『東日本大震災の前ですね。直売所を始めてすぐ震災になってしまって。
でも、それでも地元のお客さんが買いにきてくれて、やっぱり自分のお客様を持つという事の大切さとか、
卸しに頼らない、良い干物を造っていればお客様が付いてくれるんだという感覚がそこで身に付きました。』
矢川「地元のお客様が直接来てくれるのは嬉しいですよね。他に嬉しい事や良かった事はありますか?」
俊亮さん『うちの魚を食べて美味しいという声を聞いた時が一番嬉しいです!
それとネットでレビューが付いた時や、会社としての成果が見えた時も嬉しいです!』


<4.0の高評価✨>

矢川「逆に大変な事、これちょっと苦手なんだよなって事はありますか?」
俊亮さん『そうですね…、実際大変な事って多分…大体人の事かなぁ。。。』
矢川「あ…、そうですよね。人間関係、大変ですよね。」
俊亮さん『これって2パターンあって、ひとつはうちの社長とか弟とか、身内での意見が合わなかったり、
もうひとつはお客さんの注文の量次第で忙しい時期と忙しくない時期に対して、
今の人員の体制がどうしてもずれてしまうので、その辺の苦労がありますね。』


<従業員のみなさん、繁忙期も、そうじゃない時も、お疲れ様です>

矢川「六代目社長になるにあたってどのような思いがありますか?」
俊亮さん『やるからにはちゃんとやろう、今までよりももっといい会社にしようと思います!
そして最終的にはこの会社が、自分がいなくてもいいような状態になればいいなと。
自分がいなきゃ回らないとかじゃなくて、従業員が社長になったっていいし。
なにか他に面白い事があれば、それが別に魚じゃなくたっていいし。
でも一気にそうなるのは無理なので、自分がその移行期間になるのかなと。
それできちんと会社が成り立って行ける事が自分の役目ですかね。』

おじいちゃんのいうとおり


<人気の干物、おすすめ品が揃いました!>

いよいよ実食の時がきました!


<人気No.1塩さば>


<人気No.2 縞ほっけ>


<人気No.3 鯵の開き>


<俊亮さんのオススメ めひかり> 

写真で伝わるとよいのですが、さばとほっけのサイズがとても大きく、
どの干物も脂がのっていて、ふっくら柔らかくておいしい!
ほっけは2~3人分はありそうな大きさなので半分にし、残りの半分を次の日に頂きました。
焼いてから冷蔵庫に入れた次の日のほっけは、なんとなくぼそぼそになってしまうような気がしたのですが、
このほっけは冷蔵庫から出し、温めなくも全然おいしい!
そして、俊亮さんおすすめのめひかりは骨が柔らかく、というより骨がないんじゃないかと思う位
気にならなくて食べやすい!これなら子供や高齢者の方でも安心して食べられますね^^
“一度食べたらファンになること間違いなしの美味しさ”と俊亮さんがオススメしてくださったのも納得です^^

樫村水産の干物は絶品!どれも美味しかったです!
近所のおじいちゃんのいうとおり、間違いないおいしさでした!

通販でも買える?

この記事を見て、樫村水産のおいしい干物が食べたくなったけど遠くて買いに行けない…
という方へ、樫村水産の干物はネット通販でも購入できます!

一度、食べてみる価値あり!ぜひご賞味下さいね!

 

樫村水産 五代目常造

住所 茨城県ひたちなか市関戸8371 
電話 029-262-2715
営業時間 9:00~17:00 日、祝9:30~19:00
定休日 水・日曜日 
駐車場 直売所前に5台程度(無料)

 

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