【ご注意】「分電盤の無料点検」をきっかけにした点検商法が、ひたちなか市内で増えています
【ご注意】「分電盤の無料点検」をきっかけにした点検商法が、ひたちなか市内で増えています

「分電盤の無料点検をします」という電話をきっかけに、高額な交換工事を契約させられてしまう被害が、ひたちなか市内でも相次いでいます。実は先日、当社のお客様のご自宅でも同じような事例がありました。同じ被害を一件でも減らしたいという思いから、実際にあった事例と、ご自身・ご家族を守るためのポイントをお知らせします。
まず覚えておいていただきたいこと
- 電話で「無料点検に伺います」と言われても、安易にお受けにならないでください。
- 点検のあとに「このままでは火事になる」と言われても、その場では契約しないでください。
- 少しでも不安に感じたら、消費者ホットライン「188」または市の消費生活センターへご相談ください。
ひたちなか市でも「急増」と注意喚起されています
ひたちなか市の消費生活センターには、「分電盤の無料点検の電話勧誘に応じて業者に来てもらったが、不安をあおられて交換工事の契約をしてしまった」「点検の約束をしてしまったが、断りたい」といった相談が急増していると、市の公式ウェブサイトで注意喚起されています(2026年10月20日更新)。
市に寄せられた相談事例には、次のようなものがあります。
- 高齢のご両親宅に、事前に電話で案内したという業者が訪問。「漏電している。早く交換しないと火災になる可能性がある」と言われ、その場で16万円の分電盤交換工事を契約してしまった。
- 「市役所からの委託で電話をかけた」と名乗る相手が、「火事の元だから」と急かして訪問日を決めようとした。
茨城県の消費生活センターの発信(国民生活センターの発表を引用)によると、分電盤の点検商法に関する相談は2024年度から急増しており、契約された方の約8割が70歳以上とのことです。ご高齢のご家族がいらっしゃるご家庭では、特にご注意いただければと思います。
当社のお客様のご自宅であった事例
今月中旬、当社のお客様(ひたちなか市内にお住まいの方)のご自宅で、次のような出来事がありました。個人が特定されないよう、内容を一部まとめてご紹介します。
- 固定電話に「分電盤の無料点検をします」と電話
訪問日の二日前に、ご自宅の固定電話へ連絡があり、お客様は承諾されました。 - 訪問後、不安をあおる説明
業者は「分電盤が劣化しており、火災の危険がある。交換しないといけない」「火災警報器がキッチンについておらず、このままでは罰せられる」と説明しました。 - その場で交換工事を契約
不安になられたお客様は、その日のうちに交換工事の契約を結んでしまいました。工事費は、工事当日に現金で集金するとのことでした。 - 当社スタッフが気づいて対応
当社スタッフが訪問した際に契約の話を伺ったところ、金額が高額だったことから、お客様より相見積もりのご依頼がありました。当社から点検商法ではないかと考えられることをお伝えし、クーリング・オフの手続きを行って、契約は解除されました。 - 分電盤の状態を確認
その後、別の当社スタッフが改めて訪問し、分電盤に問題がないことを確認してご説明しました。火災警報器についても、設置しないことで罰せられることはないとお伝えしています。
お客様が結ばれていた契約の内容(税込)
| 分電盤 | 86,000円 |
| 火災警報器 | 30,000円 |
| 撤去・取付・配線・危険作業・運搬管理・処分などの諸費用 | 108,000円 |
| 小計 | 224,000円 |
| 合計(税込) | 246,400円 |
※「アフターサポート」の項目は0円でした。
今回は、当社スタッフが早めに気づけたことで、工事の前に契約を解除することができました。気づくのが遅れていた場合、約25万円をお支払いすることになっていた可能性もあります。
こんな手口に注意してください

点検商法の典型的な流れ(イメージ図)
- 電話で「無料で点検します」「電力会社(または市役所)の委託です」と持ちかけてくる
- 点検後に「古いので漏電して火事になる」「今日中でないと危ない」などと不安をあおる
- 「交換は法律で決まっている」「罰せられる」「火災保険が下りない」など、もっともらしい説明をする
- 点検と合わせて、火災警報器など別の工事も勧めてくる
- その場で契約を急がせ、工事当日に現金での支払いを求める
「本物の法定点検」との違い
分電盤を含む家庭の電気設備は、電力会社に4年に1回の法定点検が義務付けられています。ただし、市の注意喚起によると、法定点検では次のような特徴があります。
- 事前に書面で点検日が案内され、電話で日時を連絡することはありません。
- 点検のあとに、その場で契約を勧めることはありません。
ご自身・ご家族を守るためにできること
- 電話や訪問での点検は、きっぱりお断りください。「家族に相談します」とお伝えするのも一つの方法です。
- 契約はその場でせず、一旦保留にしてください。家族や信頼できる方に相談し、複数の業者から見積もりを取って比べましょう。
- 「電力会社の委託」と言われたら、ご自身で電力会社に確認してください。相手に教えられた番号ではなく、検針票などに載っている連絡先へ問い合わせると安心です。
- ご高齢のご家族がいる方は、電話や訪問の様子を気にかけてあげてください。見慣れない業者の名刺や見積書、契約書がないか、時々確認することも大切です。
- 契約してしまった場合も、あきらめないでください。訪問販売にあたる場合は、契約書面を受け取った日から8日以内であれば、クーリング・オフができます。早めに消費生活センターへご相談ください。
ご相談窓口
- 消費者ホットライン:188(局番なし)
- ひたちなか市 消費生活センター(多文化共生課):直通 029-273-2957
- 当社(株式会社NEXT・カワシマ):TEL 029-273-8751
分電盤の古さや、火災警報器の設置について気になる点がございましたら、当社でもご相談をお受けしております。「この電話は大丈夫かな」「この見積もりは高くないかな」といったご質問だけでも、どうぞお気軽にご連絡ください。
【参考】
・ひたちなか市公式ウェブサイト「【急増】分電盤(ブレーカー)の無料点検をしますという電話勧誘にご注意!」
・茨城県消費生活センター「いばらき消費生活メールマガジン」2025年9月30日号
・国民生活センター「『分電盤の点検に行きます』の電話から始まる勧誘に注意」

